初代より変わらない369インデックスと、必要な機能以外のすべてを払拭したような
シンプルなデザインが魅力のエクスプローラーI 。
変わらないデザインながらも、数十年と続いた36mmケースに終止符を打ち、
新たに39mmケースで登場した現行モデルのRef.214270。
大型化されたダイヤル基盤は、前モデル(Ref.114270)から比較すると
マット調に変わり、色合いがわずかに明るくなった印象です。
こちらのRef.214270は、2016年にマイナーチェンジが行われており、
針が長い仕様に変更され、インデックスの369に夜光塗料が塗布されました。
2010年の発売当初は、39mmサイズに違和感を感じるといった声も多かったが、
視認性やフィット感に優れた形状によって、今尚高い人気を持つロレックススポーツモデルの
主軸となっています。
年々、販売価格もさることながら、買取価格も高騰していることは周知の事実でありますが、
今回はロレックス・スポーツモデルの中でも定番モデルといえるエクスプローラーIの
ステンレスモデル、 Ref.214270(夜光無し・新型ダイヤル)について、
買取相場の推移をチェックしました。
※下記はエクスプローラーI 【 Ref. 214270(夜光無し・新型ダイヤル) 】について
発売から2019年12月までの買取推移をまとめたものになります。
ロレックス エクスプローラーI Ref.214270 中古買取推移
エクスプローラーI の発表から今日までの価格高騰は凄いですね。
Ref.214270の新型ダイヤルにつきましても、発売からずっと高騰が続いております。
マイナーチェンジ後としては、従来、新型デザインに人気が偏る傾向にありましたが、
夜光無しデザインへの支持が多いことや、状態の良い個体を探されるファンが
多いことなどの要因により、このような動きを見せているようです。
しかし、こちらのグラフをご覧ください。
こちらのグラフは、近年の買取相場をさらに細かく分析した推移となります。
グラフからも確認できますが、2018年からはそこまで大きな動きはなく、どちらかといえば
落ち着いた印象を感じられます。エクスプローラーI の夜光無しデザインにつきましても、
先ほどの通り、決して値下がりしている印象はなく、人気の高さを伺えます。
夜光無しの旧型モデルが価格高騰する?
先ほど少し触れましたが、デザイン性やすでに生産されていないという希少性から、
注目を集めているモデルでもあり、人気の衰えは感じられません。
従来であれば、年式が古くなるにつれて相場は落ち込みをみせますが、こちらのモデルはグラフの通り、価格の落ち込みは無く、人気の高さを感じられます。
コンディション良好な個体を探されているファンも多い状況です。
売却は見送るべき?
近年の相場を見ますと、右肩上がりの印象から、まだまだ相場は上がるのではとお考えの方もいらっしゃると思います。しかし、ここ最近の相場を見ますと、これまでのような急激な価格上昇は終わり、ロレックス全体として比較的落ち着いた相場になっているように感じます。もちろん、これからも上がり続ける可能性が無くはございませんが、これまでの反動で一気に相場が下降するということも十分考えられます。ロレックスを持ち続けていると維持費、メンテナンス代金も発生しますので、相場の安定している今が売り時かもしれません。